『幸せ』とは何かを改めて感じたタイの孤児院”バームロンサイ”
昨日少しお話したタイの孤児院
”Ban Rom Sai”はタイ語で「ガジュマルの木の下の家」という意味。
暑い ときには日陰を、雨が降ったときには雨宿りの場を与えてくれるガジュマルの木のように、安心して過ごせる場所でありたいという想いが込められています。
昨日の記事はこちら
名取さんという日本人女性が創った孤児院なのです。
しかも名取さんが53歳の時に!
この決断ってすごくないですか!?
支援者や基盤も何も無いところからですよ!
(幾つになっても叶わない夢なんてないんだと改めて感動しました。)
最初は母子感染によるHIV感染している子ばかりの施設だったそうです。
今は逆に亡くなることの方が少なくなったようですが、当時は薬もまだ無かった為
この施設に2歳で入ってきても5歳が寿命だったそうです。
そして村の人々にも差別されたり、偏見の目で見られて、とても冷たい扱いをさ最初の頃は本当に大変だったそうです。
でも諦めずに村の人々と子供達が仲良くなれることを考え、施設内に図書館を作ったり、パソコン部屋を作ったり
(ヨーロッパの金融会社からの寄付)
サッカーチームを作ったり
(サッカー選手が教えてくれるそう)
沢山の交流の場を増やしていったそうです。
時代と共に良い薬も開発され感染していても発症することは無くなったそう。
(薬はイギリスからの支援)
この孤児院では
1歳半〜18歳までの子30人が
一緒に生活していますが、今ではHIV感染の子は4人だそうです。
でもこういった民間の孤児施設は国からの援助は全くないんです。
世界中からの支援者はいますが、自分たちでもまかなわなければなりません。
そこで考えらたのが
というホテルの経営です。
そしてそこで販売されている洋服や雑貨もこの施設内の工場で作られています。
(これがスーパーハイクオリティ!!!生地から刺繍から全て素晴らしい!!!
そしてかわいいの♡市場やマーケットで売られてるタイクオリティとは全く違いますw
通販や鎌倉にもお店があるので是非見てみてね売上の一部がバームロンサイ運営費になってるんです♪)
オンラインショップ
バームロンサイ鎌倉店
今は工場も新しく大きくなっているのですが、最初はアルマーニが子供達の自立の為に裁縫工場を作ってくれたそうです。
(この施設の方針に大変感銘を受けたそう、ホテルの方にはアルマーニが寄付したシンプルでオシャレなプールがあります)
(本当に豊かな循環するお金のエネルギー(愛)をひしひしと感じることができました。世界的トップブランドになり今でも支持され続けているのがわかりますね!)
この施設を卒業した子たちも働いていたり、アルバイトしにきたりとても素晴らしい環境でした。
それに今の時代は
大学進学したい子も多いらしく大学卒業までの支援もしているそう。
(学費、生活費は本当にギリギリラインでの支援らしいですがここまでされてることにビックリしました!)
大人になったらちゃんと自立して自分の力で生きていってほしいというこの施設の大きな愛を沢山感じました。
教育方針や環境施設の方の子供達への自立という深い愛があるからか、ここの子供達はすっごい礼儀正しい!!!
そしてもう一つ感動したことがあります。
この辺りの村も本当に貧しい家がいっぱいなんだそう。
そのことも考え、子供達のイベントごとやお手伝いや本の貸し借りのポイント制度など・・・
子供達のモチベーションにもなり景品やお金を戴ける流れを作っていることでした。
最初子供の景品が”お金”!?と思ったんですが、貧しい家の環境というのは私たち日本人が想像できないくらいのものなのです。
その戴いたお金はその子の家の食費や生活費になるのです。
少しでも村の循環や子供達との交流につながるように、本当に素晴らしい方針のもと運営されている施設なんです。
ここで働いている方たちも素晴らしいし
(施設の方ではタイ人の方が指導されてます)
子供たちもとても楽しいそうで本当に温かい愛のある施設だな〜と終始感動でした
でもここにいるこんな小さい子が母の顔もわからない母から抱きしめられた記憶もないのです。
それは私にはわかろうと思っても全くわからない感覚です。
でも”母”や”家族”という記憶がないけど、こんなに楽しそうに生きてる現実に色んな感情が湧き上がりました。
ここにいる子たちは、最初は”国立孤児院”に預けられ、その後1歳半くらいになったら民間の施設に割り振りされるのです。
(こんなに小さい頃からお家という安心できる環境がない不安や恐怖ってすごいものがあると思うんです。)
不安でも運良くこの子たちは本当に素晴らしい施設に来ることができましたがこのような施設ばかりではないのです。
この子たちを目の前にして、私も色んなことがあったけどどんなに恵まれた人生を歩んできたのだろうって改めて思ったんですよね。
私が悩んでることや落ち込んだことなんて全然大したことじゃないじゃん!!!
親のことで悩むこともこの超恵まれている日本ならではなんだなと。
(だからこその学びでもあるのだけどね!)
つまりね
日本人に生まれているってとんでもなくラッキーなことなんです。
宝くじに当たるなんてことよりも!ものすごい倍率を通って日本に生まれてるはずです。
素晴らしい感性を持っているし、こんなに小さい国なのにこんなにも豊かな国になった。
日本クオリティは世界一なはずです。
日本人である私たち本当にすごいパワーを持っているんです。
(見えないものを感じ取る力もね)
でも、そのことに全然気付いてないし、今の社会では気付けないのかもしれないけど・・・
この孤児院に行ってものすごい深い部分から感じました。
”幸せ”
というものに全く目を向けられてない。
やっぱりね、何度も伝えてることなのだけど
”今この瞬間”の幸せを丁寧に感じていくことってすっごく大事だなって思いましたよ。
そこに気付くこと、だからこそ、私はこの仕事を通しもっともっと伝えていきたいしサポートしていきたいな!とまた強く思いました