大きなトラウマから導かれたタントラの世界【経験と手放しシリーズ①】
この記事は23.11.3に新しくリライト済み
トラウマだらけだった頃に出会ったタントラ
私は今スピリチュアリストとしてお仕事をしていますが、それまではいくつもの辛い経験がありその時に受けた傷や残っている感情をなかなか手放せず、自分を愛することも受け入れることも全くと言っていいほど出来ませんでした。
でも、スピリチュアルの世界に入り、沢山の経験から宇宙の真理や本質を学ぶようになって、徐々に過去の色んなものを手放し自分を受け入れられるようになってきました。
その学びの中でとても大きかったこと。
それは・・・
「タントラ」
という性愛(陰陽)の素晴らしい教えに出会いじっくりと学び感じられたことでした。
ここからはかなりディープな内容で不快に感じる方もいるかもしれないのでその時はスルーして下さいね。
大きなトラウマが作られた出来事
沢山あるけど、とても大きかったこと。
それは10代のころに性犯罪に2回あっていること。
こんな話大丈夫?と思うかもしれませんが、ここを話さないと言いたい事が繋がらなくなってしまうので、抵抗のない方はこのまま読み進めてください。
私の中では心の傷も感情も全て昇華されていますよ
この傷や感情を手放す前はいつも心のどこかに重いものがあって、心を支配されているような感覚がありました。
自分では気づいていませんが、完全にトラウマとなり私の生き方を支配していたのです。
でも今となってはこれも遠い遠い過去です。
本当に過去世くらいに遠い記憶になりました。
そして今思うのは「殺されなくて良かった」ということ。
性犯罪で殺されてしまうことも多い世の中、それだけでも運が良かったのだと思います。
トラウマから強くインプットされた意識
でもその頃の私はとても若かったこともあり、仲の良い友人には言えても警察にまで行けなかったのです。
とんでもない怒り、苦しさ、虚しさ、恥…でいっぱいだったのです。
「ムカつくーーーーー!!!」
「死ねーーーー!!!」
って叫んだのは覚えているのですが…
その時は涙も出なかった。
めちゃくちゃ悔しくて悔しくてしょうがなくて…
”女である”ことの力の弱さを知った出来事でした。
それと同時に『男は弱者を力で押さえ込む生き物』『自分の欲を満たす為に人を傷つける生き物』ということがインプットされたんです。
当時の私は恥ずかしくて弱い自分を隠すように、その時の辛さに蓋をしました。
なかなか開けて見れないような重い重い蓋・・・
(それはもう過去世から今世に渡っての本当に重いもの)
これが潜在意識にものすごく強くインプットされてしまっているので、男性に対しては憎しみの感情でものすごい心の状態でした。
タントラによってトラウマから作り出された意識に気づく
この出来事をキッカケに私の中では
男性と女性がこの世に存在する意味→「素晴らしいバランス」
を知ることからどんどん離れていったんですよね。
だから今思えばいつも変に強がっていて、男性に弱みなんて一切見せられなかったんです。
鎧でガチガチに堅めている状態。
男性に甘える、委ねるなんて1mmも考えたことがありませんでした。
男性に甘えている女性を見ると「ありえない…」「バカじゃないの」と思っていましたし…
男性に対しては潜在的に常に戦闘モードだったと思います。
いつもその見えない鎧を着てガードしていたような気がします。
この出来事で私のハートはもちろんかなりのダメージを受けたけど、苦しさは身体の細胞レベルにまで染み込んでいました。
それも無意識レベルで…
そこに気付いたのは魂とタントラを学ぶようになってから。
タントラによって湧き上がったトラウマの恐怖
タントラではアドバンスコースまで進んだのですが、ワーク中に私のハートの奥底に眠る記憶と感情、細胞の一つ一つに染み込んだ恐怖が一気にブワーっと湧き上がって来たんです。
それまでは重い蓋をしてたからそこまで染み込んでいたってことに気付けてなかったんですね。
それに映画や、世界のニュースで性に対する卑劣なシーンや事件を観たり聞いたりすると、心のザワザワと激しい動悸と息苦しさに押しつぶされそうだったのです。
これは染み込んだ細胞レベルで震えていたと思います。
それと男性とお付き合いしていて、ちょっとでも強く出られたりすると、苦しくなったり怒りが出てきたりして、ハートが押しつぶされそうになって勝手に涙が出てくる。
過呼吸を起こし、悔しさと悲しさと私の感情はぐちゃぐちゃでした。
トラウマによって上手くいかないパートナーシップ
そしていつも無意識で湧いてきてしまう声がありました。
私は穢れている
やっぱり心から愛されない存在だ
男を信用してはいけない
そんな呪いのような声がぐるぐるしていました。
細胞まで染み込んだ記憶と感情が男性の行動をきっかけにウズウズと動き出す感じ。
- 男女間に本当の愛なんて存在しない。
- 一切信用できない。
- 力の強さを振りかざして女を押さえつける。
- そして私はそういう男性に負けるわけにはいかない。
私の中では男性に対していつもこんな重たい想いでいっぱいでした。
(今は男性に対してそんな意識はないのですが)
しかもこれが顕在意識のみならず、潜在意識に深ーく深ーく根強くインプットされてるものだから、パートナーシップなんて上手くいくわけないんですよね。
②へ続く